学習討論集会(8月3日)のご案内

 たいへん遅くなりましたが、4月の関西ワークショップに引き続き、関東での学習討論集会を下記のとおり企画しました。川端文科大臣は、7月20日の定例記者会見で、「高校無償化」制度の朝鮮学校への適用について、「8月を目途に判定基準と判定方法を含めた方向性が出る」との見通しを明らかにしました。その結果がどうであれ、各種学校たる外国人学校のなかで、朝鮮学校だけが特殊な扱いをされている状況に変わりはありません。今あらためてこの問題を考える場にしたいと思います。


(以下、転送歓迎)

■■■朝鮮学校の「高校無償化」問題を考える学習討論集会■■■

□日時 8月3日(火)午後6時より
□場所 一橋大学 東キャンパス東1号館 1201教室
     ※中央線・国立駅下車・南口から徒歩約6分
       http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/access.html

 本年4月1日、「公立高等学校に関わる授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律」が施行されました。4月30日には施行規則に基づきこの法律が適用される外国人学校のリストが告示されましたが、朝鮮学校はこのリストから依然除外されたままです。

 3月18日、私たちは「高校無償化」措置の朝鮮学校への適用を求める要請書を、1000名にのぼる大学関係者の署名とともに文部科学省に提出しました。内閣が変わり、参議院選挙を経て、文部科学省内の「専門家会議」で朝鮮学校の処遇が決定される時が迫るなか、私たちは再度、朝鮮学校の「無償化」措置からの排除に反対し、「国際人権規約」「子どもの権利条約」に明記された民族教育の権利、すべての子どもの学ぶ権利の平等性を保証しうる教育支援制度の確立を求めて声を挙げていきたいと思います。

 本集会では、植民地主義からの解放を希求した在日朝鮮人民族教育の歴史を学び、「高校無償化」に関する法律の諸問題について理解を深め、初等から高等にいたる全教育体系の真の国際化と多民族共生社会の実現のため、私たちが今後取り組むべき課題をめぐって学習と討論を深めていくことを目指します。急なご案内で恐縮ですが、多くの方々にご参集いただければさいわいです。

第一部 講演
「歴史克服・在日状況・そして民族教育」 高演義朝鮮大学校客員教授

第二部 報告
「高校無償化」法の構造と問題点    米田俊彦(お茶の水女子大学教授)

第三部 発言と討論

※入場無料・資料代300円。事前参加申込みは不要です(ただし、メディア取材の場合は事前にお問い合わせください)。「第三部」の発言者は現在依頼中です。詳細が決まり次第、下記サイトに掲載します。

□問い合わせ先: msk_univ[at]yahoogroups.jp
□参考サイト: http://d.hatena.ne.jp/mskunv/
□主催 「高校無償化」措置を朝鮮学校に適用することを求める大学教員の会